Re: 涙がこぼれそう(そしてこぼれた)
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赤の他人が誠に恐縮ですが、2時間ばかり風呂に入るなり、ちょっとゆっくりして、考えてみたらどうですか。文面から見るに、あんまり辞めたいように読めないというか……。結構根性のある負けず嫌いの人がたまたまヤケクソになっているが、内心では、ここは、ばきっと踏ん張るところだろ、と思っているような、そんな感じ。誠に勝手な読解、空想ですが。
覚悟 |
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今の研究を始める際に、研究分野の第一人者に、こんなことを言われた。「覚悟を決めなさい」。当時はイマイチ、その意味が解らなかった。今もあまり解っていない。別に、他の分野と比して格段に過酷とも思わない。良さもあれば、悪さもあると思っている。でも、「覚悟」の意味はいくらか理解した。少なくとも、研究の為に、相当な人生の要素を犠牲にしなければいけないということならば、かなり理解した。多くの可能性を見捨てて、一つ選択しなければいけないということならば、ほぼ完璧に理解したと思う。もうきっと、これでご飯を食べていくしかないんだろうな。もっと幸せになれる、そんな系列があったとしても、既にその系列はpruneされてしまっていて、今、自分の手の中にある探索空間で勝負するしかない、この感じ。
Re: 気軽に天体観測
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どうもありがとうございます。参考にします。
ばれないようにしますよ。
天体観測 |
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職場の前から発つ最終バスはいくらか早くて、最終バスが発った後は10分程別のバス停まで歩かなければならない。同僚達は嫌がるが、私は嫌いではなくて、よく歩いている。今日は冷えたが、清冽な星空が何とも美しかった。今冬も終わりが近く、この星空とも別れが近いのが残念。
昨夏に冬は天体観測に行こうと思い立ち、まずは天体望遠鏡を買うことからだといくつかカタログを取り寄せて準備をしたが、結局何もしなかった。
好きなことは多くないが、好きになりたいと思っていること、自分がこれが好きか否か判定してみたいことはいくつかある。ただ、なかなか、始められない。たまに、こうやって日々が過ぎて行くことに鬱屈した気分になることがある。寒さが苦手で、冬は嫌いだが、冬の空は嫌いではない。
胃痛 |
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昨朝から胃が捻じ切られるように痛い。痛いが、胃痛以外に別段変わったことがないので、一昨日の晩のラーメンが悪かったか、とんでもない脂っこさだったからなあ、ネギも少々多過ぎた、あれは良くないよなあ、などと考えていたら、どうやらこの胃痛の原因は風邪であるらしい。風邪ならば咳なりくしゃみなり熱なりが症状として現れるものだと思っていたが、今年の風邪は大して熱も出ず、お腹にくるのだという。
さて、こういうときは風邪を治すつもりでいるべきなのか、それとも腹痛を治すつもりべきでいるべきなのか、どちらなのだろう。何となく、風邪が根本原因であるので、風邪を治す態度で臨むべきだという気はするが。いやはや、お腹が痛い。ビール飲みたいなあ。
物欲 |
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友人がblogで欲しい物の一覧を示していた。私はと言えば、恥ずかしくて到底自分が欲しい物の一覧など公開できないので、容赦なく自分の物欲をぶちまけてしまう友人の姿には感心する。
欲しい物というのは、その人を特徴づける、あるいはその人を理解する上で重要な要素の一つだろう。何らかの物品に写像されたその人の欲求は、その人の趣味嗜好は当然として、日々の生活、そもそもの人格を濃厚に描写する。
インタフェイスの強力な人は、概ね、欲しい物がわかりやすいように感じる。いわゆる、「コミュニケーション力(この言葉はbuzzwordだが)」の高い人は、欲しい物が明確だ。当然と言えば当然だが……。彼らに倣い、私も欲しい物を明確化するところから始めてみようか。
好きなことをしなよ |
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気持ちの悪い話だが、先日同僚と「なぜ自分達は比較的幸いな環境にいるか」という話をした。必ずしも現状に満足してはいないが、安いながらも生活の為の最低限の禄があり、甲斐のある商い、仕事がある。それは実に幸運なことだ。
現在に至るにあたっては、実に複雑な因果関係が絡みあっており、それぞれが及ぼした効果を切り分けるのは非常に難しい。一体どの選択が現在に至るにあたり重要だったのか。仮に切り分けたとしても、そこには本来的に、運とも言うべき、不気味な不確実性が付きまとう。
仮に、我々人の子を取り巻く現象は確率的な現象と割り切るならば、「うまく行かせる」為の基本的な作戦は、当然、試行回数を増やすことになるだろう。表が出る確率が10%のコインであっても、10回投げて1度も表が出ない確率は約35%。10%の確率でしか表が出ないコインでも、10回投げれば、まあ、恐らく1回は表が出てくれる。
直観的に、多くの人間の間で、上で言う「うまくいく」確率、表が出る確率そのものに大きな差はないように感じる。どちらかというと、試行回数を増やせる(何回も試行できる)か、という点で差が発生している。私の知る限り、やはり、大当たりを引く人は、同じことを延々とやっている人である。
ただ、同じことを延々とやれる、というのは才能だとも言える。私の知る限り、延々と「それ」をやれる人に共通しているものは、「それ」が好きなこと。さて、なぜ「それ」が好きか?
Re: 目覚まし交換会
蜘蛛 |
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シネマディスプレイのすぐ裏の白い壁紙を小さな蜘蛛が這っている。種類はよくわからない。モニタの裏を左から右へ抜けていった。今はマックの本体裏のすぐ近くにいる。じっと動かない。今、ケーブルの中に消えていった。
何か書こうと思ったけれど、何を書けばいいのか、よくわからない。何か書けばいいんだろうけれど、何か伝えたいことがあるような気もするけれど、結局何も書かないことが多い。意外とこういう人、多いんじゃないか。アカウントを取って、どうせ匿名だし、何か書こうと思って、結局何も書かないという人、結構いると思っている。自分を識別する諸々が除去された状況からスタートする表現というのは、人間にとって、存外面倒なんだろうな、と思う。
なかなか、しがらみを忘れて、ほんの一時、今の私にsa.yona.laするのは難しいよね。しがらみの塊が今の私だものね。
現象 |
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仕事を終え、職場を出た途端大雨に降られ、随分濡れた。先々月にも同じようなことがあった。冬の後は雨が降る度に暖かくなるし、夏の後は雨が降るたびに涼しくなっていく。こちらではもう雨が止み、虫の声が何とも涼しげ。
食堂のテレビで、北京オリンピックの女子ソフトボールの決勝戦をやっていた。朝、ラジオで今日決勝戦だと聞いていただけで、ほとんど興味はなかったのだけれども、何となく気になって、夕食を終えてからもしばらくテレビを観ていた。私はこの選手達のことを全く知らないのだけれど、彼女達は何故ソフトボールをやっているのか、少々気になった。今マウンドに立っているあの選手には、年の離れた兄がいる。まだ小学校にも入らない頃、彼女は、毎朝野球部の朝練に出かけていく兄の背中にとても強い印象を受けて、気がついたらソフトボールを始めていた。特にソフトボールに強い思い入れもなかったのだけれど、いつの間にか夢中になっている自分を発見して、喜びがあり、苦しいことがあり、何度かソフトボールを止めようと思い、止められず、そして北京の野球場に立っている。彼女がこのマウンドに立っている理由を作った兄は、高校3年の時に県大会の決勝まで行ったけれど惜敗を喫し、甲子園の土を踏むことはできず、そしてすっぱりと野球を止めた。今は大学を出て食品メーカーでサラリーマンをしているが、今回これまで貯めていた有給と貯金をほぼ全て使い果たす勢いで妹の応援に来ている。でも、内心では星野JAPANがかなり気になっている。こういったとりとめもない想像(妄想?)をするのは結構楽しい。
彼女達それぞれには独自の原因があり、ソフトボールを始め、そして栄冠を手にしたのだと思う。北京でオリンピックが開催され、しかもその野球場で女子ソフトボールの決勝が開催されなければ、彼女達はあの画面の向こうにはいなかっただろう。スポーツ観戦にはあまり興味はないのだけれど、あるゲームに至るまで関係者が辿った経路と、そしてまさに劇的に交差するその経路がスポーツの魅力のなのだろうかと思った。優勝、おめでとうございます。
冷蔵庫 |
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冷蔵庫には冷凍庫も付いていることが多いけど、冷蔵庫として指示されることが多い。それはともかく、今度引っ越しをする寮の同僚から、冷蔵庫をもらった。これまでは冷蔵庫のない生活を送っていた。部屋には料理をするための設備はないし、寮には共用の冷蔵庫があるから、必ずしも必要ではなかったのだけれど、貰ってみることにした。
テクノロジは本来的に不自然なもので、この暑い夏ならば、冷蔵庫がなければ麦茶は暖まるし、ビールもあまりおいしくない。このテキストをどこかの誰かさん、つまりあなたが読んでいることもそう。本来は不自然。
何の因果か、私は研究者をしていて、新種の、あるいは新種に近いテクノロジを発生させて、社会を変化させることが義務になっている。ただ、日々の思うのは、ビールをおいしくするっていうシンプルかつ激烈なテクノロジに勝ることはほぼ不可能に近いってこと。まあ、今まさにビールを飲んでいるからなんだけれどね。